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2020.5.15

照明器具には様々な種類が存在しますが、今回はその中でもLED照明の利点について取り上げていきます。
LED照明は既存の照明器具に比べ普及が進んでおり、現在国を挙げて蛍光灯からLED照明への転換が推し進められていることから、ますますメジャーになると考えられる照明器具です。このコラムではそのLED照明の利点を解説していきます。

寿命が長い。
まず、LED照明の利点としては照明の寿命が40000時間（1日10時間の点灯でおよそ１０年）と非常に長い事が挙げられます。
このLED照明の寿命は40000時間経過で突如切れてしまうというものではなく、明るさが70%程度にまで低下してしまうまでの時間です。これは他の白熱電球の寿命である約1000〜2000時間や蛍光灯の約13000時間と比べても非常に長いものと言えます。また、スイッチの付け消しの切り替えによって負担がかかることがなく、寿命に影響を与えません。

消費電力が少ない。
LED照明は消費電力が非常に少ない為、電気代も他の照明器具と比べてかかりにくいという特徴を持ちます。
以前は、LEDライトは光束量（光源から出る光の量）が少なく、消費電力と明るさの効率において蛍光灯に劣るという問題がありましたが、最近ではほぼ改善されています。

即時に点灯する。
LED照明は蛍光灯に比べてスイッチを入れて点灯するまでの時間が少ないという利点があります。

調光調色が可能な照明がある。
LED照明は近年改良が進んでおり、その中で調色可能なLED照明も登場してきています。調色とは光の色の種類を変える事です。光の色は空間の雰囲気や、その場にいる人の気分にも大きく影響を与えるものであり、照明の計画においても重要な点であると言えます。調色可能であるLED照明はこの光の色を調節する事が可能な為、生活のシーンに合わせた光の色をその場で設定する事が可能です。また、調光によってより省エネ効果を高める事も可能です。（ただし、全てのLED照明が調光調色可能である訳ではありません。対応器具をご確認の上、ご購入下さい。）

環境に良い。
LED照明は蛍光灯とは異なり、廃棄後に有害物質が発生する事がありません。その為、環境に害の少ない照明器具と言えます。

コンパクトで様々なデザインの照明がある。
LED照明は白熱灯や蛍光灯に比べてコンパクト化しやすい為、様々なデザインの照明器具が登場しています。その為、環境に合ったデザインのライトを選びやすい照明器具であると言えます。

発熱が少なく、モノを痛めない。
LED照明には赤外線をほとんど含まず、光そのものにも熱を含まない為、他の蛍光等に比べてモノを傷つける事が少ないという特徴を持ちます。（あくまで既存の照明と比べた場合であり、あらゆる条件でモノを傷つけないことを保証するものではありません。）

虫が寄り付きにくい。
LED照明は紫外線を発しません。その為、紫外線に集まる性質を持つ虫を寄せ付けないという特徴を持ちます。屋外で使用する際、虫を寄せ付けない特性を持つLED照明の設置は清掃の手間を省くという利点を持ちます。

以上のようにLED照明には数々の利点が存在します。
LED照明器具は改良が続き、日本において非常にメジャーな照明器具となりつつあります。現状照明メーカーがこれまでメジャーだった蛍光灯照明の生産の中止を発表し始めており、この先蛍光灯の交換器具は手に入りづらくなる事が予想されます。
この機会に身の回りにある照明を見直してみて、ご自宅やオフィスに合ったLED照明器具を選んでみるというのはいかがでしょうか？
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